火曜日の制作風景です。こどもAは、今週は「お雛様のさげもん」を折り紙やお絵かきを貼って飾って行く工作の授業です。
さげもんとは紅白の輪に49個の鞠や小物の飾り物、中央飾りには鞠を2個付けます。飾り物の個数の意味は、終始苦労(四十九)しなくてもいいように。昔、人生が50年といわれた時代に少しでも健康で長生きしてもらいたいと言う意味を込めてだそうです。鞠を含めると51個の飾りを付けたそうです。飾りつける小物にも、色々 意味があるそうで、奥深いです。さげもんは、母方の祖母や母が娘や孫に贈るものだそうです。
親心に泣けますね(T。T)
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実はわたくしも祖母から、さげもんを贈られていまして、幼少の頃から身近なものとして、ひな祭りには飾って貰っていました。子供が無事に大きく育って欲しいと言う願いは、万国共通な親の思いなのではないでしょうか。私は、日頃の生徒さん達との楽しい制作を通じて、その気持ちが日に日に大きくなります。今回、さげもんを子供達に制作して頂く事によって、より身近な郷土文化を知って頂ける機会になるといいなと思います^^
生徒さんの制作は、さすがに!49個のモチーフを作るのは、大変ですので、数を減らして 先生と一緒にお雛様とお内裏様やお絵かきなどを制作致しました。中央に鞠の代わりに毛糸のボンボンを付けました。可愛いミニさげもんです。お家で飾って頂けると嬉しいです!
引き続き、こどもBの制作 先週より小学生の「続・絵本の挿絵を描こう!」です。息を切らしながら走って来る生徒さん。いつも、目をキラキラさせて、教室の扉を開けます。笑。
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先週、下描きが終わっているので、今日は着彩です。水彩絵の具で着彩を行っていきます。まずは、パレットや筆の使い方を教えて行きます。丁寧に色を塗って行きます。
教室で初めての水彩ですので、絵の具加減がうまく掴めず濃く塗ってしまいました。そういう時の絵の具を薄めたり、除去したりするやり方を教えると、「そんなやり方しらなかった!」と感動していました。ちょっとした事でも、それもテクニックの一つでもあるので、今後の制作に培われて行きます。
絵本にはない挿絵が完成致しました。身体が汚れているぞうが、仲間にきれいに洗ってもらっている様子です。長いお鼻が伸びています。まるで、見ている私達も一緒に洗ってあげている様な気持ちになりますね。味のある良い作品が完成致しました。生徒さんも大好きな絵本に自分の1ページを加えると、更に思い出深いものとなるでしょう。来週も楽しみましょうね。