2014年11月11日火曜日

秋を観察しよう!

月曜日のこどもBの制作風景です。今日は「秋を観察しよう!」というテーマで、教室の近隣の山王公園に落ち葉を拾いに行きました。桜の木の葉は黄色や赤に色付いて、一枚の葉っぱの中様々な秋の色彩や形を感じる事が出来るでしょう。

どんな形の物が自分にとって描きたいか。色彩や形の違いのあるものを自分で拾い吟味して三枚程持ち帰りました。教室に持ち帰り、葉っぱを観察し配置や形を考えて行きましょう。


まずは、鉛筆による描写から始めます。葉っぱの形を取るのに苦労しつつも葉脈やしわ・痛みなどを丁寧に生徒さんなりに捉えて行きます。 そして、色鉛筆による着彩に入ります。色鉛筆は、小学校でも使い慣れている画材の一つです。色鉛筆の使い方や塗り方・色の重ね方などを改めて教えて行きます。今回、貸し出した色鉛筆は、12色セットのものですが充分に秋の葉っぱを描く事が出来ます。今回、90分で三枚の葉っぱを描きました。時間配分が難しかった事などもありますが、みんな一人一人 よく観察して描けていると思います。


鉛筆で形を取り、色鉛筆の色を薄めに重ねています。筆圧や濃淡をこれから出して行けたら、より秋らしい葉っぱになるのではないでしょうか。一枚の葉っぱの中にも降り曲がったりしている部分などを色鉛筆を重ね塗る事によって表現できるので、どんどん描いて行って下さい。


一枚、着彩まで至りませんでしたが、鉛筆での描写もよく描けています。葉っぱの割れてる描写など丁寧にされています。色鉛筆で着彩されている葉っぱは、筆圧を変えて葉っぱのギザギザした部分などを描いていて、より葉っぱに近づけ様と頑張っています。


小学校低学年のお友達も葉っぱの形や葉脈を上手に捉えています。葉っぱも全部表側では無く、裏側の葉っぱを描いてみたりと工夫やチャレンジがみられます。色鉛筆の重ね方も上手です。後は葉っぱの中に見える色をどの様に重ねたら再現できるかなどを学んでいければ、今後の制作にもつながって行きます。自分が描きたい絵のスキルを上げる事がより、自分の世界を広げる事に繋がってくると思います。今後の作品が楽しみですね!

秋の葉っぱを観察して、より秋を感じる事が出来たのではないでしょうか。身近な季節に移り変わりも創作活動のアイデアになるので、ただ日々を過ごすだけではなく、色んな発見をしてくれたら、より子ども達の心の豊かさや成長に結びつくのではないのかなと思います。