2019年11月6日水曜日

10月の制作風景③全クラス!秋のフルーツや野菜を観察して描こう!

こんにちは!山王ひなた美術教室です。ハロウィン制作が終わり、10月の第4週は、全クラス 秋のフルーツや野菜をモチーフに、観察して絵を描きます。それぞれのクラスに合わせて、制作の表現画材が違います。描画材の特性を知り、沢山の表現の中から、今回制作するモチーフに合う方法を自分なりに、模索して行きましょう。


★幼児クラス クレパス(年少・年中)・鉛筆(年長)にて、自分で選んだモチーフを大きな紙に大きく描く練習です。最後は絵具で塗って行きましょう。

 年長さんから、鉛筆での下描きを始めます。それは、小学校での図画工作を目指してという意味もあるのですが、鉛筆の持ち方から改めて指導して行きます。また、自分が選んだモチーフ(今回はフルーツや野菜)をじっくり観察をします。形はどんな形をしているでしょうか?色はどんな色をしているかな?また、時間に余裕がある人は、影を付けて行きます。みんなにも影があるよね。そんな話から始めて行きます。子ども達の興味や疑問の方がいっぱいある様で、話題はつきません。笑。







★小学生クラス 先月、鉛筆の演習にて、形をとるレクチャーを受けたので、それを思い出しながら、テーブルの上にあるモチーフをよく観察しながら、鉛筆で下描きし、色鉛筆で表現して行きます。教室の生徒さん達から、「色鉛筆が好き」で塗りたいというご要望もあり、色鉛筆のレクチャーもかねての制作です。色鉛筆もただ塗るだけじゃなく、色んな色を重ねたり、強弱を付けて塗り込んだりと色んな方法を試してみましょう。






★高学年クラス 鉛筆による下描き・水彩絵具による着彩で、2週間かけて制作します。高学年になると、モチーフの前後関係や陰影などもしっかり、描ける生徒さんが多いです。今回は、水彩絵具をよく溶いて、薄めに重ねて行きましょう。常日頃から、水彩絵具の指導の時に声掛けをしていますが、絵具の濃度のコントロール・水の配分量の調整が難しい様です。それでも、今年6年生の作品は素晴らしいものが多く、パレットの中での混色の展開も上達が見られます。(※作品は11月の第1週完成を目指します)


絵の制作になると、「工作がしたい~」と生徒さんが言われます。笑。工作をしていると、「デッサンした~い」という生徒さんが言われます。笑。6年生まで図画工作が続きます。せっかく来て頂いているので、絵も工作も沢山制作を体験して欲しいなと思います。そして、なんだかんだ言いながらも、みんな絵も工作も好きだから上手いんですよ。自信を持って制作して下さい。得意な制作も苦手な制作も沢山乗り越えて、自分の物にして行きましょう。きっと、表現したい絵や作りたい工作につながる道となるはずです。