2016年12月22日木曜日

ゲスト・ティチャー(GT)・カルラさんのワークショップ!この制作を通して、伝えたい事。

こんにちは!山王ひなた美術教室です。先日、12月3週目の小学生クラスの授業は、ゲスト・ティチャー カルラ・カニエアスさん(studiokuraのレジデンス作家さん)のワークショップを行いました。


 カルラさんの事情で、参加出来ない日もありましたが、この制作を通じて、子供達は作品を作る事を、考える事の意味を、体感出来た様に思えます。

このカルラさんのワークショップは、「もし、あなたがスーパー・ヒーロー/ヒロインになれるとしたら?」というテーマで、山王ひなた美術教室の小学生クラスの生徒さんと共に、ディスカッションを交えながら、制作を行って来ました。

彼女は、この様々な社会環境の中で、個人のアイデンティティ形成について、大変興味があり、スペインでも、子供達との制作経験もあるこの題材のワークショップを、日本でも行いたいと思われたそうです。



スーパーヒーロー /ヒロインという題材を用いる事によって、どんな自分になりたいか、もし、なれるとしたら、何を望むかという投げ掛けに対して、返答になる、もしくは、考えるきっかけとなる自己投影の為のエクササイズ(運動?練習というニュアンスかな?)ができると考えたそうです。

 子供達は、これから成長するにあたり、「どんな自分になりたいのか、どんな自分を目指すのか」をこの制作を通じて、柔軟な人物像を本当に自由に組み立ててもらう事が、できるのではないかと、考えます。

このワークショップで、彼女が一番興味深いと思ったのは、生徒さんの面白い制作はもちろんですが、何よりも質問に対する子供達とのやり取りでした。このヒーロー /ヒロインの性別は?どんな力がある?チームでの役割は何か、そしてその力は共有できるもの?チームでの方がより強い力が得れるか、個人の方が良いか?等、色々な質問をしました。子供達の返答から、子供達の理想やインスピレーションとなる人物像など、たくさんの事を知る事ができ、彼らの価値観や、自己容認の程度を観察する(気づく)事が出来ました。



今回の制作において、子供達とのディスカッションを通して、コミュニティという考え、そしてお互い、または自分のためになにができるかという事を、考えさせられました。自分に対する価値観、そしてそれぞれのアイデンティティは多種多様なのだと、感じたそうです。(※カルラさんのご意見を参考に、おまとめ致しております。)

カルラさんから、今回 制作に参加して頂いた生徒さん達、保護者様へ 
Thank you for this great opportunity to learn about the kids!!(子供達の事を、知る事が出来たこの機会に、感謝します。)


今回、この様な子供達と共に体験する素敵なワークショップが出来た事を嬉しく思います。
また、カルラ・カニエアスさんには、心より感謝致します。子供達の為の美術を、我々 ひなたスタッフもこの制作を通じて、学ぶものや考えさせられるものが多くありました。

最後になりましたが、参加頂きました生徒さん・保護者様有難うございました。この体験が子供たちにとって、自分を表現する事の楽しさ!面白さに!繋がってゆくといいなと思います。